2010年4月15日木曜日

DLC の作り方

それでは、DLCの作り方について、説明します。
DLCの生成には炭素の供給源で大別して、大きく2種類に
分かれます。
ひとつはグラファイト(黒鉛)そのものを用いる方法です。
もうひとつは、水素系のガスを用いる方法です。
前者は主に、PVD(物理的気相蒸着法)で行われ、
後者は主に、CVD(化学的気相蒸着法)でおこないますが
一部でPVD法に含まれる方法が使われる。

つまりDLCはCVD法、PVD法のどちらでも蒸着が可能で、
様々な方法が開発されている。

CVD法においては、特に単純な理解では、ガスの科学反応
を利用して、目的の膜を、対象物の表面に蒸着させる方法で
あると理解しましょう。
ところが、DLCにおいては
1.プラズマ
2.パルス式プラズマ

PVDについては、
1.アーク
2.マグネトロンスパッタリング
3.イオンビームスパッタリング
の3つは、グラファイトそのものをターゲット材として使用します。

そしてもうひとつ、熱電子衝撃によるイオン化蒸着が挙げられます。
これら6つの方法を勉強していくと、当然、すこし元に戻らなくては
ならなくなります。仕方ありません。私もよくわかっていないので
戻りますよ。

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