セミナーに来て頂く先生は大体7,8名概要はOK頂きましたが、
診断セミナーにおいてはベーシックな分野においての講義を
50%、特別講師のセミナーを50%と考えています。
まずは自分が歩んできた表面処理の道をと現在資料を作って
いますが、今日はダイヤモンド膜について勉強しましょう。
ダイヤモンドの特徴は
1.硬さがこの世の中で最も高い。>8000から10000HV
2.弾性率が高い。
3.熱膨張率が小さい。
4.熱伝導率が高い。
5.電気抵抗が大きい。
6.化学薬品に安定
7.音速が速い。
8.赤外線透過率が高い。
9.対女性贈答効果が高い。>本気度をあらわしやすい。
1.についてはまあ、知っておりました。硬いんですよ。とにかく。
しかし、2.がピントきません。調べると以下
ダイヤモンドの縦弾性係数、1050 ~ 1200 GPa 。鋼が 200 GPa 鋼を削る工具に使われるタングステンカーバイトが 450-650 GPaカタイというと、傷がつきにくいという表現と、応力をかけても変形しないという2つの側面があります。そのどちらも、ダイヤは一番です。ただ硬すぎて、割れ易いという側面はあります。炭素の組成が、ちょっと変わっただけのものですから・・ 3.熱膨張係数ですが・・ビザ、モチ、たこ焼きの例を見るまでもなく、ものは熱がかかると膨張します。(ただMKででるエビとかは、鍋に入れると小さくなるような気がしますが、まあこれは水分を吸われての結果でしょう。)1℃毎の動きを膨張係数であらわすわけです。×10-6/K という単位で表しますが、ダイヤは1です。
ポリエステルが84で、アルミが23です。金が14で、超硬が5です。ダイヤは熱変化しないんですね。>常温付近での話。このあたりでは、インバーという材料も変化しません。ノギスとか測定器に使われています。変化されると、測定器には使えませんね?ダイヤの熱膨張係数は、最高クラスということです。
4.熱伝導率・・・言葉のとおり値が高いほど熱が伝わりやすいが冷めやすい。 低いほど保温性がよいということです。皆さんはトウフとか、大根とか熱いまま食べて、あっちっちという感じが食道まで残ったという経験はありませんか?ああいうものは本当に蓄熱していますよね。ダイヤの値は2100で水が0.6です。ガラスは1です。羊毛が0.05ですから、どおりで毛布なんかに使われるわけです。3000以上というのは、カーボンナノチューブです。蓄熱しないということは、例えば工具で使って、連続して熱がかかってもすぐ冷めてしまうので、熱影響で折れたり割れたりしないということを意味します。
このほか電気を通しにくいという分野でもダイヤは上位に入っており、誰もかないません。ダイヤには。音速が速い?ってなんでしょうか?音の速度の伝わる速度をいうわけですが、例えば酸素中で音をだすと315m/秒の速度で音は進むわけです。これがダイヤでは18500m/sです。ダイヤは確かスピーカーに使われていなかったっけ?この音速の速さが決め手でしょうか?ベリリウム銅も音速が10000と高めです。 こうした数値は、あくまで常温とか温度条件によって変わりますが、ダイヤモンドは、つまり人間が加えられるであろう様々なアクションにすべて耐えられますよ・・ということだと思います。その語源はギリシャ語adamas>征服できない、懐かない ですから、この材料だけはどうにもなりませんよ。ということです。だからどうにも言う事聞かない彼女への止めの一手として使われるのでしょう。ウィキペデイアにありますが、ダイヤ1kgに自然材料5300トンが動かされるかなりワガママな物質です。
世界1の研磨されたダイヤは、このタイにあります。545カラットある。ゴールデンジュビリーですって。 勉強って大変ですよね。わかっているつもりの知識も人に見せようとおもうと、慎重になります。間違いがあればご指摘ください。 ちょっと疲れました、次回ダイヤモンドの膜について勉強します。

