2011年11月16日水曜日

どっちも困ったもんだ。 タイ洪水

来る、来ない、来る、来ない、来る、来ない・・・猫見たり、犬見たり、猫見たり・・・・

本当に洪水は写真のとおり目の前まで来ているが、我がパーフェクトプレース住宅地には中々入ってこないのである。来る、来るといってなかなか来ない。いっそ来てくれるか、絶対来ないという保証を取り付ければ、気が楽になるのであるが・・・こういう状態の中で、虚言、妄言が飛び交い、中々、人という生き物は哀れむべき存在である。曰く

1.私の家は、堤防の内側なので、洪水はこない。(だったら飲み水買い占めるな!)
2.私の家の裏は、インラック首相の家なので洪水は来ない。守られている。(首相にとったら家が洪水になった方が、私も被災者でーーす。なんて言って選挙の時有利になるじゃん。大体、家なんかいっぱいあるだろうし)
3.私の家の床は1M高いので、大丈夫。(よござんしたね。)
4.この住宅地は、未だ売れていない分譲の家があるので、販売元も絶対に水に浸からせない。水に漬からせる訳がない。(売れてないなら、漬からせてから、やりなおせるでしょ)
5.今、ロッタリーの販売数が少ないから、当たるわよ。へへへ(意味不明)
6.警察が、このあたりは漬からないと言っていた。
7.私の家は空港のそばだ。空港を漬からせるわけはないから、私の家も漬からない。(っていうか、空港のお堀の中にあなたの家があるとは考えないんですかね??)

こういう、私の家は大丈夫論法は、自分の選択が如何に正しいか、自分が如何に可愛いかという虚言妄言であって、しかしながら、未だ可愛いものである。実害はそれほどない。なんにせよ、現状で何とかしようという冷静さを持っているし、そもそも仕事をサボることもしないだろう。問題は

1.家がいつ洪水になるか知れません。早く帰ります。(お前んちはアパートの5階だろ)
2.田舎が洪水なので家に帰ります。(東北の聞いたことのない地名。)
3.バンコクが洪水になると怖いので、田舎に帰ります。(怖い怖い)
4.田舎に帰りましたが、洪水だったので、バンコクに戻れません。 (意味不明)
5.田舎は洪水じゃないのですが、途中の道が洪水になりそうなので、帰れなくなると困るので、帰ります。(空 飛べよ!)

こういう意味不明の洪水をすべての理由にする連中である。洪水前に収める納期のものを遅らせて、洪水にかかったら、洪水で遅れました・・・もうとにかく全て、洪水なんです。
洪水だったんで、不倫しちゃいました。
洪水だったんで、泥棒しちゃいました。
洪水だったんで、立ちションしました。

というわけで、あなたのそばにもいませんか。洪水で密かにフィーバーしている人。
こういうどちらに転ぶか分からない状況で、断罪は出来ないところが、如何にもタイの災害という感じがするのである。赤とか黄色とかもそうだし・・・そういえば、タイの国会中継見てたら、赤色の首謀者が、議員として簡単に復活しておりましたが。

 水深50cmをものともしない我が白亜のカローラ。

住宅地の入り口です。