2010年9月24日金曜日

メガネ

今日は午後、メガネを作りにデパートに行きました。
そのデパートは誰もが知っているあの5月の火災で半焼した建物
にあり、診断君はタイ滞在中に4回くらい此処でメガネを買っている
のです。

前のメガネも随分彼方此方壊れてきました。よくあるのが、診断君
がメガネをつけたまま寝てしまうケースです。目が覚めると背中の
あたりがゴワゴワしているので見ると自分のメガネだったなんて
ことで、随分メガネを酷使してきました。

で、ガラスの押さえのところなんかがよく折れたりするんですが、修理が
間に合わないときは、アロンアルファで修理します。こんな状態で
ゴルフに行くときの不安感は、メガネをつけない人にはわからない
でしょう。ハンデ10くらいほしいところです。

それにしてもあれだけの騒ぎがありながら、相変わらず渋滞は
ひどいのですが、デパートの中はすっきりしていました。お客さんが
やはりあまりいないのです。私は思います。本当に日本のデパート
はついてない。このIデパートまでこんなことになってしまって。
昔は、SとかYとか、Tとか、Dとか随分と日本のデパートがあった
もんですが、もうIだけになっちゃった。何が悪いんでしょうか?

私はそれはタイ人の色彩感覚に日本人がついていけていないから
であると思います。だって、タイ人なんて市役所の偉いさんでも
ピンクの正装で現れたりするじゃないですか?派手な色彩感覚
は日本人にはないと断言しましょう。そういうことが、店の見栄えに
反映しているのです。日本人は温色の使い方が特に非常に下手です。
地味なんです。同系色を並べる技術も、おそらく目のせいでしょう、
非常に拙い。赤白はっきりさせる人はインテリアに不向きです。

メガネ屋につくと、タイ人の店員が私を出迎えました。そして、まあ
割と感じがよいメガネフレーム(TiCN処理がされていました)を選んで
購入することになりました。
最近、コンピューターに向かうことの多い診断君は、視力も落ち気味
でしたので、目の検査を受けました。水を注入することで度数を調整
するメガネは、まだこの店では売っていませんでした。

最初に受けた検査機を覗き込むと、山の丘の上に一軒家がありました。
そしてその一軒家の扉があいて、見え隠れするものがありましたが、その
時点の診断君の視力ではそれが何であるかわかりませんでした。

次に、いくつもの文字の羅列を見せられました。そこには、難しい
梵字が並んでおり、店員は読めますか?と聞いてきました。
梵字は読めないので読めませんというと、彼女はレンズを代えて
くれました。すると梵字が何故かすらすらと読めるようになり、不思議
でした。

おそらくこれでは1.5以上の(しかし店員はもっと大きな単位の数字で
表現しておりましたが)視力を取り戻しているので、もう一度、例の
丘の上の家を見たのです。するとその丘の上の家の窓がかすかに
開いておりました。そこに籠があり、檸檬が山積みにしてありました。

店員は、檸檬がみえますか?と聞いてきました。見えます・・と。タイの
檸檬ですか?と言いますので、いやあれは違うと思う。リスボンか
ユーレカでしょうか?そういえばこのデパートには丸善がありましたね?
いや、それは紀伊国屋です。そうした会話が続き、店員は私の目に
檸檬が見えていることに満足の様子でした。

そして彼女はサンプルのレンズをつけ、外へ出て見るように要請
してきましたので、店内を歩いてみました。すると、まず目に入った
のは、200m向こうの壁にある大きな焼け跡でした。更には、そこの
横に、誰かが手についた油汚れをふき取ったのでしょうか?
指紋の跡がうっすらと見えました。自分はこのメガネで随分
と視力を取り戻したことを実感しました。今までよりかなりの情報量
を得ることが出来るでしょう。

ところが、そうしているうちに足元をみると数個の檸檬が転がって
いるのに気がつきました。そして診断君はくらっと眩暈がし、気がつけば
日本人の店員が、私の肩を支えておりました。
お客様、大丈夫ですか?これはちょっと実際の視力に対して、度を
あげすぎましたね。もしかして檸檬がみえたのじゃないですか?
私は頷き、椅子に座り込みました。そして日本人の店員は、レンズを
交換し、またつけてくれるように促しました。もう診断君には檸檬
は見えなかったのです。

梶原と名乗るその店員は、申し訳ない、あのレンズはちょっと異常に
視力が向上するので、檸檬が見えるのです。檸檬が見えるまでの
視力は通常、お客様には情報量が大きすぎるので、不要です。
まして、近くの文字を見るときに難儀します。どうかこのレンズで
お使いください。

1時間後新しいメガネをつけた診断君は、地下鉄の停車場の横に
とめた愛車にのり、帰途につきました。新しいこのメガネでは、
檸檬はまったく見えませんでした。しかし、それは、何か非常に残念
な気がしてならず、出来れば我々のいる世界に存在する数多の
檸檬を見ることが出来れば、どんなに違うだろうと軽く臍を噛んだ
のでした。

2010年9月21日火曜日

@@@ 診断君深夜ラジオ 第6回 "クリアットクワームソンサーン"

最近洗車どうしてるの? 静かだけど・・・・
やってるよう。でも色々あって、扱うブランドが変るかもしれないんだあ。
なんか、大変ねえ。可哀想ねえ・・・
やめてくれ、おれは可哀想なんて思われるのがだいきれえなんだ~~~

というわけで久々の6回目は、Y not 7なんです。このグループ私、
大好きなんです。このVIDEOは最高に格好いいもんね?
このボーカルのおじさんも、この頃が最盛期で、最近見たら太っちゃって
ます。特に曲の最後のところの映像の静止の仕方がよい。それとタンバリン
を叩いているおっさんがよい。
タイ人のニヒリズムを存分に味わって頂きたい一曲。
日曜日はTHE ROYALで101でした。どうしてあのゴルフ場って、
地図でみるとうちの近くなのに、40分もかかるんだああ??