2010年11月16日火曜日

宇宙の旅2

どうでもいいんですが、2001年宇宙の旅が発表されたのは1968年
です。これは診断君が生まれた翌年で、ガガーリンが人類初めて、
の有人飛行をしたのが1961年、アポロ11号が月におりたのが、
1969年であった。その時初めて、月面の状態が映像に取られた
わけであるが、この映画ではすでに、月面の状態をほぼ忠実に
映像化しているわけである。

思えば、物心ついた時に、スターウオーズや、未知との遭遇を
見た覚えがあるので、この映画が如何に映画の手法としても
先進的であったかがわかる。

この当時は、冷戦という世界の構造がある中で、競争が発展
という必然を生むという原理が働き、しかしこれがあたかも、
最終的に資本主義が正解であるという流れに、資本主義と
競争発展原理がイコールになり、一方で資本主義が生む、社会
のきらめきというようなものが社会主義下の民衆にとって
既存体制を打破する、大きな原動力になったのだろう。
しかしながら、現状においては、経済という短期的な視点での
世界の評価構造が主体となり、採算性崇拝主義がはびこり、
(何故なら、冷戦構造が終わり、国毎のモチベーションが
他になくなった。)宇宙に行くより、地球を大事にしましょう
ということで、とりあえず、美しく生きているわけである。
これこそが、人類発展の停滞の様子であろう。

無重力の宇宙で、鋼を輻射熱で温め、熱処理をほどこした
場合の歪はどんなものだろうか?宇宙船の進歩が遅く、
今も宇宙飛行士の体力に任せた宇宙旅行しか出来ない
状態では、こんな実験もままならないだろう。あと一体
何十年、次はインドだ、ブラジルだ、アフリカにスターバックス
が出来ました、なんてことを、発展と呼ばなくてはならないの?
未来から人がこないところを見ると、未来ではタイムマシン
も発明されていないのではないか?そこまで人類は
発展しないのではないか?今の人類に求められるのは、
経済フリーゾーンではないだろうか?

心配で仕方がないが、診断君にとってこのことを真剣に考える
経済的な余裕はなく、採算性も悪いので、ぼやきに止める
こととする。

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