2010年2月28日日曜日

パーシー寺




















今日はマカブチャデイ、万仏節です。長年、タイに暮らしてきながら
タイの文化に接する時間がなかった診断君は、心改め、タンブンに
いって来ました。
ところで、このタンブンに行ったお寺は、満更知らないところでは
ありません。ワットパーシーといって、トンローソイ20から入って
チーズケーキハウスのソイじゃない、もうひとつのソイを入って
ください。突き当たりがお寺で、曲がるとエカマイに出られます。
そのあたりは、夜になるとちょっと怪しいピンクの灯りの下で
主にファランや黒人が飲んでいます。

ペブリ側から見ると、シーメンスと大きく書いてある、チャーン
イサラビルの横にあり、独特の雰囲気を醸し出しています。
写真は診断君が携帯でとったものですが、なかなかの奇観
(失礼)ですよね。このお寺の名前で検索したら、マーレンポー
さんという人のブログにあたりました。
http://maleangpo.blogspot.com/2008/02/wat-phasi-bangkok.html
タイのお寺を相当回っている方みたいで、詳細はこちらを
参照ください。

今でこそ、というか今日は特ににぎやかな装いでしたが、最初に
ここにきた時に、このお寺の幽玄な雰囲気に今までみたタイの
ほかのお寺とは違うものを感じました。
最初に連れてこられたのは、知り合いがガンになっていることが
判明し、このお寺で色々とお祈りするのに付き合ったときです。
自分の名前を書き、封筒に入れ、それを燃やすことで、今の
自分に取り付いている病を燃やすのです。

あれから6年経ちました。その封筒を燃やした翌年に、その人は
亡くなりました。でも、いくつかの奇跡も目撃しました。
それからというもの、この寺のもつタイ風 ワビ サビに惹かれ、
何度も来てしまいます。お寺に来ると、常に風を感じます。
そういう作りなのか、そこここから、風が吹き体も心も清清しい
気分にさせてくれます。他のタイのお寺のお堂でもそうですが、
そこに座って、あの細かい描写の壁画を眺めていると、時の
たつのを忘れます。本当に人間は死んだら、風になって、
こういうお寺の中を走り回って一日を過ごすのかも知れません。

今回は、拡張工事をしているようで、まあこのお寺はいつまでも
バンコクのど真ん中に残り、人々の様々な念を浄化し続けるの
でしょう。帰りに宝くじ2000バーツも買っちゃいました。

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