2010年2月24日水曜日

溶接 溶射















先般も紹介した、プラスチック射出成型スクリューへの溶射ですが
溶接にも近く、肉盛にもなります。
名前をコルモノイといいます。ハードフェーシング合金といいます。

その形態は様々で、
金属パウダーを吹き付けるものもあれば、溶接棒形態のものも
あります。これは作業ノウハウに重要な要素があるようです。
タングステンも吹き付けられるので、ある程度の耐磨耗性を
もったものできますが、やはりメインになるのは、プラスチックや
ガラス、セメント関係、耐熱などになるようです。

特にスクリューの場合は、その修理としてよく利用されますが、簡易性
があり、処理後に表面をいじれるのが何よりの魅力です。
さらに、その上から、PVDや、硬質クロムもできるようです。

WEBでは1937年、米国ウォールコルモノイ社が開発した極めて優れた
ニッケルベースのハードフェース用合金で、耐摩耗性と同時に耐食性
にも優れている・・・とあります。

なんでも試したら面白いのではと考えておりますが、簡易性もありますが
更に品質を上げたい場合にはHVOFや、真空、プラズマ粉体肉盛法
といった高度な設備を必要とする方法もあります。
まずは、ナイロン系、ABSなどの硬い素材が入った、射出成型の
スクリューについては、問題なくいけるのでしょう。

しかし、診断君は線材せん断用のシャー歯補修などにもいけるの
では?と考えております。皆様、試したいものがあればご連絡下さい。
ただ熱変形の可能性はありますので、処理後にいじることができる
ものに限られてきます。高機能素材を溶接肉盛して補修+アルファ
の効果を期待できる、まずはそういったところから理解して入って
いこうと思います。

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