2013年1月6日日曜日

験を担ぐ

2013年というのは、どうにも落ち着きの悪い年だ。この数字の何が悪いのか分からないが、結局のところ、診断君は偶数が嫌いなのだ。
診断君は4月6日生まれだが、こんな時は必ず、このふたつの数字を足してみる。すると、10になる。この数字を更に足すと1なので、奇数でOKということになる。TG728という便があっても一緒である。まず全部足すと17でそれを更に足すと、8になってしまう。この便は辞めようということになる。
機から見て、そうしたプロセスを分からないようにしているが、これを診断君は必ずといっていいほど行っている。ゴルフ場で、ロッカーの鍵を貰っても一緒である。92というキーを貰えば、おーこれは俺のベストスコアだなと喜ぶところであるが、上記プロセスを辿ると、2になってしまう。これでは、喜ぶどころか、悪いことばかり考え、心に霧がかかる。
女性の誕生日など、非常に重要な要素だ。何故、うちの奴と相性が悪いのか考えたところ、10月10日という誕生日は、最後に偶数になる数字なのだ。どおりでうまくいかないわけである。
こんなことを言っていると、何もしないうちから、ゲンを担いで、努力もしない云々と叱られるのだろうが、何もしないうちが、まずは重要であり、そこに数字という記号がある限り、まずは診断君は、そこから入って行ってしまうのである。
話戻って2013年であるが、最後に6になるわけで、嫌な年という事になる。
こうした験を担ぐ人というのは、ちょっと検索してみると、日本人の26%くらいの人々になるものらしい。7400万人の日本人は験を担がないのか?診断君には驚異の数字だ。で、験を担ぐ人がどういうことをするのかであるが、そもそも験を担ぐのは、何かうまくいったことがあって、その時のことを踏襲するという意味で辞書には書いてあるが、診断君にとっては、大体、そんなに凄い成功体験を験によって達成した覚えは全くないので、それよりもむしろ、これから取り組むことについて、失敗しないためのルールのようなものと解釈している。一体、人間は成功した時に、その前日の行動、はいていたパンツ、朝御飯、生理用品の商品名、髭は電気で沿ったか、クリームでそったかなどを検証したしかる後に験を担ぐものだろうか?
とはいえ、7400万人の人は、偶然与えられた数字にまつわる、鍵とか、相手とか、乗り物とか、そういうものを全く気にしないとは、驚きである。

以下に無断転載であるページに載っていた(日経)験を担ぐという例を並べて、診断君の感想を添えてみる。
  • 当日の占いのラッキーカラー・アイテムを身に着けて出かける
    >>ありえない。色で験を担ぐのは分からない。女の子に多いのだろうか?
  • 水晶を手に持って気持ちを落ち着かせる
    >>水晶を持っていないのでなんともいえないがやってみてもいいかも知れない。
  • 訪問先のビルのトイレに入ってから訪問する
    >>以前、お客さんのトイレで大をすると、新規がとれるというジンクスを使っていたが、そうなかなか、お客さんのトイレが綺麗ということはない。
  • 朝起きてすぐラジオ体操第1を3回繰り返す
    >>これは手間のかかる験だ。験のための験という人生である。
  • 契約サインをもらう専用のペンを持っておく
    >>しそうで、しない?契約をする時には、全てが決まっており、何故そこで験を担ぐのかわからない。
  • 「人」の字を手のひらに3回書いてなめる
    >>汚い。なめた後の手が臭い。
  • 前日の夜にカツ丼を食べる
    診断君の場合、納豆卵がけご飯がこれにあたる。これは非常によく分かる。大事な日の前に食べるものは重要だ。間違ってもマクドナルドなど食べない。食べるとしたら、ノーマルバーガーであり、バンズとハンバーガーで足して3である。カツ丼は切り数に注意したい。偶数であることを発見した時の気持ちは最悪だ。
  • 前日は絶対に爪を切らない
    >>夜に爪を切るなとか言いますね。診断君は、いつも問題が幾重にも重なる時には、髪の毛と、爪に注目している。これを伸ばしたままにしておくと、何故か問題は更に増加していくので。前髪は切る必要がないが。
  • ゴムのしっかりしたパンツをはく
    腹が腹だけに緩むことはない!(なんか自虐ネタが続きむかつく。)
  • 好きな色の下着を着ける
    ????
  • 大事なことの前日はセックス(マスターベーションも含む)しない
    このことは、非常に重要なことであるから、行を割くが、やはりメンタリティとして、真面目に何とかこのことを成功させようとしている時に、こうした性行為を行うことで、己の心金が曲がる、緩む、崩れるという思いは、正直ながらあるのであるが、しかし何かの本で読んだが、人間は、命の危険を感じれば感じるほど、こうしたことをしたくなる生き物であり、生命の防衛反応がこんな時ではありますが、子孫を残すために、ガンバレと拍車をかけるのであろう。映画でもそうであるが、007なんか、あれだけ死にそうな目にあっても結局一緒に逃げているパートナーと最後は船の上でそれでは...なんてことになるわけで、経験上で行ってもなんか疲れれれば使えるほど、気分は絶好調に盛り上がっていることも多く、逆に女性は疲れに素直で、古代から、男性は明日死ぬかもしれないという一発を(女性読者には失礼、これ以外の表現が見つかりません)歴史の上で何度も経験しているのであるから、やっぱりこの験はおかしいということであるが、これは日本人の独特の言霊信仰とも由来して、なんか大事な日の前にそんなことしてたら神様が見てて(見てる神様も神様だが)バチかぶるん違う??というところもあるのではないか?
    とにかく、女性は、疲れた、死にそうだ、明日は大勝負だなどと言っている男には近づかないほうが無難であろう。
  • すべて右から始める。靴下も右から。靴も右から。袖を通すのも右から
  • 利き手、利き足で行動を開始する
    >>上記二つ、分かります、分かりますが、右利きなら右から始めるんじゃないの?
  • 朝風呂に入る
    >>これは受験の時にしました。一浪しましたが。
  • 仏壇に手を合わせる
    >>これはもう、験を担ぐというか、信仰ではないか?日本人に験を担ぐと見えることは、タイにおいては信仰である。ちょっと日本人、無宗教すぎて寂しい。
  • 朝、お茶に梅干しを入れて飲む
    >>焼酎には入れますが。二日酔いしません。
  • 隣の神社にお参りしてから出かける。
    >>これも仏壇と一緒で、何か悲しい。これは験担ぎではない。
  • 決めてある勝負服を着て気合を入れる
    >>なんとなく分かります。同じワイシャツですが、若干のローテがある。
  • 栄養ドリンクを飲む
    >>理解できます。
    .......ちょっと日経、底が浅い記事なんですが??験担ぎ、たぶんもっと凄いのがある筈である。
ちなみにウイキペディアには、
  • 試験前に爪を切らない
  • 朝起きたらすぐにラジオ体操をする
  • 塩を盛る
  • お茶を飲まない
とあった。
結局のところ、験を担ぐというのは、これから起こることの不確実性に、一定の行動ルールを当てはめて、それを遵守すること。あるいは、もしそれをしなかった時に、しまった、あの時ああだったからなあと臍をかむ為の一定基準ということが言えるだろうか?
7400万人の験を担がない人はどうなのだろうか?いい事も、悪いこともすべて、起こるべきして起こり、努力の結果であるというのであろうか?
 験を担ぐことと、宗教信仰を混乱しているのであるから、そういうこともありうるのかもしれない。


0 件のコメント: