2011年4月17日日曜日

日々悶々

ここのところ、ブログの更新がほとんど行われていないにも関わらず、読者数は
増えているようで、これはなかなか嬉しいことである。
Googleに診断君タイランドと入れると、いくつもの診断君の投稿が表示され、やや
赤面の態である。

ここのところ、仕事も色々と考えると、独立1年、山場を迎え、随分と苦労している
印象である。そこへ、あの地震があり、母も妹も心配で、これまた色々と悩ましく、
ふと右手で側頭葉を撫でると、はらりとおちる銀の糸・・・・

最近、高かったがI-Phone4なるものを購入。こいつは本当に便利だ!メールの
チェックもしやすくなった。その前に、SonyのXperiaをタイで購入したが、日本語
が使えそうで、使えず・・・何の障壁もなく日本語環境を提供するI-PHONE4は
ちょっと感動した。2万バーツを超える価値を感じ、久々に満足した。なんにせよ
日本人は日本語使えないとね。

 こいつをもっていると、今までの高い携帯電話がおもちゃに感じる。携帯電話が
完全に道具として、生活になじんでいやがる。

昨日は、夕方ぎりぎりまでゴルフをした。赤い夕日が落ちる、最後の光の粒まで看取って
流石に、これ以上は無理というところまで、ゴルフをした。落日を見ると随分と
心に力が篭るもんだ。東北地方では相変わらず、悲惨な状況ながら、皆がんばって
復興に向けて、立ち上がっているであろう。この落日の赤い夕日、これこそが、
大変重要である。日本は本当に、今回も散々である。どうして、ここまでと思う。今日まで
どれだけ頑張ってきたのかと不条理も感じる。不条理の中に、自らを奮い起こす。
これこそが斜陽の美学であろう。

以下・・・

ふと耳に、潺々せんせん)、水の流れる音が聞えた。そっと頭をもたげ、息を呑んで耳をすました。すぐ足もとで、水が流れているらしい。よろよろ起き上って、見ると、岩の裂目から滾々こんこん)と、何か小さくささや)きながら清水が湧き出ているのである。その泉に吸い込まれるようにメロスは身をかがめた。水を両手ですく)って、一くち飲んだ。ほうと長い溜息が出て、夢から覚めたような気がした。歩ける。行こう。肉体の疲労恢復かいふく)と 共に、わずかながら希望が生れた。義務遂行の希望である。わが身を殺して、名誉を守る希望である。斜陽は赤い光を、樹々の葉に投じ、葉も枝も燃えるばかり に輝いている。日没までには、まだ間がある。私を、待っている人があるのだ。少しも疑わず、静かに期待してくれている人があるのだ。私は、信じられてい る。私の命なぞは、問題ではない。死んでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。走れ! メ ロス。

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大学の卒論で書いたが、水に関わるような心中を何度も行い、そこから息を吹き返した人間に
しか分からない、水辺の表現。斜陽に対するイメージもまず、ここから改められたい。

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