2015年1月22日木曜日

髪の毛

久々のブログ投稿である。
昨年、全く投稿していないのだ。FBのお蔭で、ブログの存在感が薄れてきた。

もともとだらだらと長い文書を書く方である。

メールなども長い長い。長い文書を書いて、CCに無関係な人間まで入れて会社内メール
サーバーに披歴し、相手をぎゃふんと言わせたい、そういう嫌な男である。

説教も嫌になるくらい長い。長い、長い、本当に嫌な奴だ。相手のいいところ0まで貶める
自信がある。ただ、インド人やスイス人には怒っているという姿を強調するのに
精いっぱいであり、相手から見て、随分野蛮な非論理的なアジア人に写っている筈だ。
こういうことから、民族間の誤解、対立が生まれ、テロや戦争に発展するのだろう。
勉強になる。

嫌な奴だ。いつからこんなだ?

高校生までは、自分も割と見れる男だ、という自負があったのである。少なくともそこまでは、
心に一片のガラスの居城を持っていて、誰よりも自分は清く美しいなどという自我にのぼせ、
神の視点から、周りの人類を一瞬で断罪したものだ。

ところが大学に入り、某映画サークルに入り、家が埼玉に引っ越したので、八王子に通うのが
きつくなり、多摩市に下宿した瞬間から、崩壊した。あの美しい青年の日々が。

今日こそは、ホカホカ弁当を食べたり、自炊をしたりして、夜も早く寝て授業にでようと誓うの
である。ところが寝ようと電気を消した瞬間、アパートの1階の手すりのないベランダに、
スクーターや、自動車のヘッドランプの影。そしてドアではなく、居室側の窓を何度となく
たたかれ、主体性のない診断君は、彼らと長い夜を過ごすのである。

すでに夕食を食べているにも関わらず、フォルクス、長崎ちゃんぽん、王将、色とりどりの
外食産業。24時間、コーヒーお替り自由のデニーズで朝方まで過ごし、シメはドリア。
更に、帰宅後の食料の調達にも余念なく、吉野屋によりお持ち帰りをメットインタクト。

そうして4年、毎年恒例のサークルの行事 芋煮 、奥多摩の河原で酒を飲んで川に
飛び込むという、大馬鹿行事の際の誰かが撮った写真を見た時に気が付いた。デブ。
そして髪が薄くなり始めている。

気が付いたのだ、自分が醜くなっていることに。そういえば、大学に入った時は、寝癖が
非常に気になっていて、いつもお湯で濡れたタオルで癖を直すのに30分はかけていたのだ。
ところが、最近の朝は妙にスムースだ。頭より櫛の方が、毛が豊かであった。

そして就職、1年でタイに赴任。先輩にお前髪薄くねえ?と言われながら、20年が過ぎた。

そんなに悩んできたわけではない。上司がやはり禿であったが、ええかっこしい でゴルフ
場で目撃したのだが、残り少ない髪をうまいことボリューム感を演出し、まとめるのだ。
あれには感心した。波平のメンタリティだ。但し、傍で見てたら、ぎろりと睨まれた。
あんなものマジマジと見たから、前の会社を辞める羽目になった。

本当に、そんなに深刻に考えていたのではないのだ。それだけは分かってほしい。願望と
してどうであろう。髪が、もっとあればいいな?くらいの感傷である。もっとスポーツマンに
うまれればよかったなとか、几帳面な人間になりたいな とか、もっと守銭奴になりたいな
とか、そういう、淡い願望である。ニヒルである。

日本では、Reup タイではロゲインという育毛薬を去年、少し試した。でそれで定期的に
頭頂部の写真を撮った。やはり、それなりに地面が見えており、森林伐採の環境破壊を
目の当たりにしたわけである。とはいえ、この20年あまり症状が進行していないという思いも
診断君にはあり、ある時期、スキンヘッドにしようと決意するほどの局面には至らなかった。

気休めにこのロゲインのミノキシジル5%をかけていたが、劇的な効果は見られなかった。
ところがある日、ロゲインの5%がどこの店にもなくて、仕方なくそのジェネリックみたいな、
nuhair5 とかいうタイ製の薬を使ったところ、頭頂部は熱帯雨林、朝起きると、あの懐かしい
寝癖がよみがえっているではないか? そういう効果を発見したのは、この2週間ほどであるが、
早速、数本を買いだめ、最終的にはロンゲにして少し染めようかと考えている今日この頃である。

ちなみに、写真の奥に見えるのは養命酒。



0 件のコメント: